平穏な学園。

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「お、俺は一体…ッ!!」 目を覚ました男が意味不明なことを言っている。 「俺は一体…じゃねぇよ、バカヤロー。」 イラッときたのと先程鼻をぶつけた八つ当たりの為に、一発パンチ。 「ふぐぉっ!!て、てめぇ何しやがる!」 「何しやがる!じゃねぇよバカ。俺は教室入ってすぐに、人が飛んでくるなんて稀有な体験をしてんだよ。」 「それが、どうし…じゃないな。たぶん、俺が100%悪い気がする。」 どうやら思いだしてくれたらしい。もの凄い勢いで土下座してきた。 「お、おぉ。分かればいいんだよ。」 あまりにハッキリした性格なため、若干ビックリしてしまった。 そうこうしてる内にチャイムが響き、担任と思われる男性が教室へと入ってきた。 「うぅい席つけぇ、HR始めんぞぉ」
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