プロローグ

2/2
前へ
/23ページ
次へ
自分の奥底に秘められた潜在能力を開花させた者、それは世間一般では超能力者と呼ばれる。 超能力者にも種類があり、大きく分類すれば、操作系、能力上昇系、変化形、特異系の四つだ。 超能力者が超能力を使うのにはコストが必要になる。 いわゆる能力を発現させる原動力の事だ。 ガソリンが無ければエンジンは機能しない。それと同じ要領で超能力も原動力を欲する。 原動力は人によって異なり、超能力が強大なほど高いコストを求められる。 それに超能力は親から子へと遺伝する。 だが全く同じ力ではない。 基本的には、少しずつ能力の本質を変えていく。 超能力は全世界から注目を浴びて、超能力に対する研究、実験などが行われている。 日本でも超能力についての研究に取り組んでいるが、まだ完全には解明されていない。 謎に包まれた力、『超能力』。 世界の誰もがこの力に憧れるだろう。 平凡な日常を送る、椎名直樹もこの力に少なからず憧れを抱いていた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加