否定

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「…白夜」 「…黒陽」 …なぜかずっと互いの顔を見合っている… 「…おい」 「…?」 だが、いきなり白髪のガキが黒髪のガキから小生に目線を移し、言った… 「さっさと黒陽から手離せよ…消すぞ…」 「…!」 …目が本気だ…危険だと体が訴えるように汗が出る… 一瞬でまずいと判断できた… いつの間にか手の力は緩んでいたらしく、すぐに掴んでいた黒髪のガキの服は指からするっと抜ける… その動きをどこか他人事のように見ていて… そして白髪のガキが動いた瞬間、無意識に一歩体が後ろに引いていた…

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