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「のぉ、おまんさんなんで目を合わせないんじゃ?」
『何となくです…。』
麗はつい顔が歪んでしまった。
それくらい驚いていた。今までこんなに鋭い人はいなかったのだ…菜緒を除いては。
そして、目を合わせないのは同情されたくないからだ。小さい頃から目が見えないだけで、特別扱いされてきた。
それが逆に幼い子供たちの反感を化茶のだ。
“どうして麗ちゃんばっかり!!”…と。
「ふーん。」
仁王は余程勘が鋭いらしい。
麗の一瞬の顔の歪みを見逃さなかった…
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