出会い

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「今日は曇りじゃなー。」 仁王は急に天気のことを話始めた。 麗は疑問に思い、首をかしげて 『いい天気じゃないですか。』 確かにそのとき、晴れだった。 麗は天気も何となく分かるようになっていたのだ。 『急に何ですか?』 「なんとなくじゃ」 『そうですか、でわ…』 仁王は麗が目が見えないと予測して、かまをかけてみたのだ。 それがちゃんと答えられたので若干驚いていた…。 (この人…かまかけたの?) 麗も麗で焦っていた。 (大丈夫、まだ…とりあえず菜緒に電話しよ) 早くこの場から去りたくて足を動かした。
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