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「ど、どういうことだ!?昨日から更に麦野がおかしいぞ!」 「昨日すぐ寝ちゃったからもしかしたら振られたんじゃないかと思ったんだけど…」 「………超更年期障害ですかね」 「きぬはた。後ろ」 滝壺の言葉にハッとして後ろを振り返る絹旗。 そこには手に五つのコップを器用に持ち、歪んだ笑みを浮かべる麦野がいた。 歪に開かれた口。更に目がまったく笑っていないのもポイントだ。 「ひゃ、ひゃあっ!ご、ごめんなさい麦野!さっきのはですね…超なんというか…」 必死に弁解してみる。が、この状態の麦野に何を言っても無駄だということはアイテム全員がわかっている。 コップをゆっくりと置き、これまたゆっくりと麦野が絹旗に歩み寄る。 刻一刻と迫る審判の時。 コツコツという音が程なくして止まる。 ぎゅっと絹旗が目を瞑る。 が、 「あっははは!!別に何もしないわよ。相変わらず面白い反応するわね~」 麦野は席についてジュースを飲み始めた。 ちなみに浜面はその横で「ついに、ついに…俺が飲み物を持ってきてもらった…こんな日が来るなんて…」と涙を流していた。
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