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翌日・ファミレス
「麦野が…」
「何故か超ご機嫌…」
「って訳よ…」
「むぎのうれしそう」
時刻は午後1時。
アイテムはいつものファミレスへと来ていた。
昨日真っ赤な顔で帰ってきた麦野は何も言わずにベッドに潜り込んでしまった。
そして今日、相変わらず少し様子のおかしい麦野とその他アイテムはファミレスを訪れたのだが、そこで麦野が信じられない発言をしたのである。
「今日は私があんたらの飲み物持って来てあげるから」
全員驚愕である。
最近、自分のは自己で持ってきていた麦野だが、今日はそれを通り越し浜面の代わりに自分が使い走りになると言い出したのだ。
今までの麦野なら天地をひっくり返されようとそんなことはしなかっただろう。
唖然とする絹旗たちをよそに、麦野は鼻歌を歌いながら(これも今までなら考えられない)ドリンクバーへと向かってしまった。
そして現在というわけである。
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