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白娘:「おいしい…おいしいね、小青っ」
小青:「おいしいですね、白姉さま。これ、真似できそうですかね…」
白娘:「仙食の中身をこれにしたら、食べられる?」
少し意地悪な顔をして訊いてみる。
すると、小青はなんとも言えない表情で、首を縦にふった。
小青:「味がこのままなら…食べられますけど、でも…白姉さま、あの味は絶対にコレにならないでしょ…」
白娘:「そうね、無理かも」(キッパリ)
小青:「ほら~~~っ!た~べ~た~く~な~い~~っ!」
白娘:「ふふふ、残念」
小青:「意地悪です、白姉さま…」
口を尖らせる小青の頭を優しく撫でて、包子を口にした。
二人で食べ終え、ゆっくりしてると何やら騒がしい声が聞こえてくる。
私たちが来た方とは逆の方角からだ…。
小青:「何やら向こうが騒がしいですね、白姉さま」
白娘:「何かあるのかしら…」
小青:「行って見ましょうか」
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