二人の少女

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というより、意識的に会わないようにしてたんだけども…。 西王母様のご命令で、食材を買ったりする時は会ったりしてたけども。 でも、毎日じゃない。 1週間に一度くらい。 それに、私たちが食べられる量も少ないから、そんなに多く買う必要もないしね。 だから尚更、夢で人に会うのがとても珍しかった。 白娘:「んっ…」 何かの気配に目が覚める。 どこか懐かしい匂い、そして清らかで優しい気。 白娘:「西…王母、様?」 西王母:「お久しぶりですね、白素貞。元気そうでなによりです。」 柔和な表情の西王母様が私の頭元に立たれていた。 一気に目が覚めた私は、慌てて立ち上がり頭を下げた。 尻目に、小青はまだ寝ているのが見える。 西王母様の御前、失礼では と仙術で起こそうと指を動かした時 西王母:「よいのです、白素貞。」 声だけで、仙術がかき消される。
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