木洩れ日は微笑む

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水色のキャミソールがなかなか似合ってはいたが涼しげ過ぎた彼女と青いランニング一枚でも暑そうだった先程のカップルが帰ってから、次の客の来店はない。 いつも客足が少し途絶えるこの時間、だが真昼はここから更に頑張ってくれる。 機敏な動きでありながらしっかり丁寧な仕事ぶりは店主としても、個人としても葉咲にはとても好ましく思う。
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