【足跡】

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人の気配が私を不安がらせる…。 家族に捨てられた…。 包丁を突きつけられたあの日以来…。 滑走路の下のトンネルの中…。 耳に鋭く鳴り響く…。 あの日の飛行機の操縦の音が…。 ゆっくりと夜道の車の列は…。 私を怯えさす…。 何十台の車の数だろうか…? 岡山で見たあの顔が…。 兵庫県で私を見ていたのだから…。 それは待ち伏せのトラックである…。 鉄格子の記憶が不安がらせる…。
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