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心臓の病気だった‥‥。
入院は必要なく大したことではなかったのだが急に息苦しくなる時もあり自分で言うのも何だがめんどくさい身体だと何度も思った。
それをきっかけに部活も入らず
父親の言われるままに日本舞踊を
習った。
着物を着て扇子を持ち自分で笑った。
父親の望む子は古風で真面目な
古臭い人間だった。
そんな毎日のおかげで私は春奈達とつるむのすら嫌になった。
自分の意志はなかった。父親の言われるまま、病気を理由に
私は周りと違うと思い知らされた。
私は孤立していった。
踊りがすべてだった。
人前で踊る時、私の目には春奈達の姿が見えるのに何も出来ずそれでも控え室には花を贈ってくれた。 この頃から私は自殺願望が
強くなっていった。
同時に家に居る場所なんてない私
は塾に行き始めた。もちろん、父親の指示だった。
帰りが21時を過ぎ、塾から家までが20分くらいかかった。
行き始めて少したった6月の下旬、塾をサボってほっつき歩いた
時、私は知らないおじさんに
レイプされた。
初めての行為は痛いだけで終わっても動けなかった。
いっそ殺してくれと思った。
血がパンツにシミを作り、白い液体がでて混じっていた。
帰った私を父が揺さぶり何か言っていたが私は母の顔を見てその場で倒れ込んだ。
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