2将 稲葉山城奪取

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 この頃重治の弟久作は、人質として稲葉山城に居住していた。  まず重治は、久作に重病と偽り、城内に触れ回るように命じている。  やがて、久作が重病であるとの使者が菩提山城を訪れる。  重治は、看病の為と称して6人の屈強な竹中家臣を久作の元に送り込む。 『兵は詭道なり』  兵法の基本とされるが、その真意を理解して応用し成功に導ける者は、わずかであった。
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