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そして…数分後
[どう?](ヴィヴィオ)
「おぅ…大体翻訳出来たんだが、何つうか物凄く物騒だぞ?」(アギト)
[そうなの?](ヴィヴィオ)
「うん信じられない位ね。今読むね…[死人から生まれし軍列は死した敵兵の肉体を食らい、その数を増やし戦場を不毛の大地に変える。イクスにより構成された軍列はその数を無限に増やす…その進撃を止めれる手筈は無し]」(ルーテシア)
[それじゃあマリアージュの正体って…](ヴィヴィオ)
「うん…イクスから作られて死人を媒体に増殖する生体兵器みたい…」(ルーテシア)
[そんな恐ろしい技術が古代ベルカに存在してたなんて](オットー)
「まぁアルハザードが現役バリバリだった頃だしな」(アギト)
「……あっそうだキャロから貰った掘り出し物の本にイクスの事が載ってたような…」(ルーテシア)
[ルールーそれ本当!?](ヴィヴィオ)
「うん…今持ってくるね」(ルーテシア)
ルーテシアが席を立つ…するとヴィヴィオが
[あれ?今ティーカップとマフィンが見えたけど…もしかしてお茶の時間だった!?](ヴィヴィオ)
「嫌々、気にすんなマフィンは逃げねぇ」(アギト)
「むしろ、こういった調査に協力出来て私は嬉しいな♪…あったこれだ。えっと…ヴィヴィオ、試しにこの名前で検索かけてみて[冥王 イクスヴェリア]」(ルーテシア)
[オッケー、絞り込み検索…冥王イクスヴェリア…あっ出たえっと…](ヴィヴィオ)
とイクスの記述を読むヴィヴィオそして一通り聞いた後
「うはぁ…随分な王様な事で」(アギト)
「王様も千差万別なんだよきっと」(ルーテシア)
[でもこれでイクスとマリアージュが何なのかが把握出来たよ…後はトレディアだけだね~](ヴィヴィオ)
と呟いたヴィヴィオ。すると…
「トレディア?それってトレディア・グラーゼの事か?」(アギト)
とアギトが聞く
[えっアギト知ってるの!?](ヴィヴィオ)
「まぁあの紫ドクターからちょっとな」(アギト)
「私もオットーやディードが目覚める前に聞いた事があるよ…その名前。確かジェイルさんが技術開発部にいた頃の後輩だって言ってた」(ルーテシア)
[オットー!!今の話すぐにティアお姉ちゃんに伝えて!!こっちは急いで資料をまとめちゃお!!](ヴィヴィオ)
[はいっ!!](オットー)
「翻訳は私たちに任せてっ!」(ルーテシア)
「おうよっ!」(アギト)
そして…
[……以上が取り急ぎの調査結果です](オットー)
「ありがとオットー、凄く助かるわ」(ティアナ)
[ではこちらは引き続き調査を続けます](オットー)
「了解…ヴィヴィオにルールー、アギトに宜しく言っといて」(ティアナ)
[かしこまりました](オットー)
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「ふぅ…」(ティアナ)
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