赤く燃え盛る海

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スバル達がマリアージュと対峙した時から少し戻った頃……マリンガーデン内通路の一角でティアナがマリアージュの一団と戦闘していた 「全くあっちこっちにマリアージュがいるわねクロスファイア……シュート!!」(ティアナ) ティアナがマリアージュの一体の右肩を撃ち抜くとそこから燃焼材が漏れ火に燃え移り火の勢いが増し爆発が発生した。……がティアナは近くの瓦礫に入り込み盾にした為巻き込まれずに済んだ 「全くやられても燃焼材巻き散らす仕様は本当に厄介ね……」(ティアナ) そう呟きながらティアナは左手で自分の首に掛かっているネックレスのトップを握っていた……そのネックレスは本来ティアナの私物でない。自分が自分の副官であるルネことルネッサ・マグナスに送った物だ 時は遡りルネッサがティアナの副官になって一ヶ月経ったある日 本局執務室 「東野執務官お呼びですか?」(ルネッサ) 「あぁごめんねルネ、用は大した事じゃないの。ちょっとルネに渡したい物があってね」(ティアナ) 「渡したい物……ですか?」(ルネッサ) 「そう……えっと確かこの辺に……あっ、あったあった。はい、ルネこれ」(ティアナ) とティアナがルネに渡したのは小さく後ろが止まった茶色の袋 「ありがとうございます……えっと開けてしまっても?」(ルネッサ) 「良いわよ」(ティアナ) その言葉を受けルネッサは袋を開けた……その中には 「これは……ネックレス?」(ルネッサ) トップに透明なひし形の宝石が付いたネックレスだった 「そう、ほら今日で一応ルネがあたしの副官になって一月経つからそのお祝いね」(ティアナ) 「そ、そんな私にはもったいないですっ!お返し致しますっ!」(ルネッサ) 「私がしたくてしたんだから気にしないで……ねっ?」(ティアナ) 「東野執務官……あの……その……ありがとうございます」(ルネッサ) 「ふふっ……あっ折角だし掛けてみたら?何なら掛けてあげるわよ?」(ティアナ) 「あっ……お、お願いします」(ルネッサ) 「分かったわちょっと貸してね」(ティアナ) 「はい終わったわ……うん、なかなか似合ってるわね」(ティアナ) 「そ、そうですか?」(ルネッサ) 「そうよほら」(ティアナ) ティアナは手鏡を取り出してルネッサに見せる 「あの……ありがとうございます。お代は必ずお返し致しますから」(ルネッサ) 「もうプレゼントなんだから気にしないの」(ティアナ) 「す、すいません……」(ルネッサ)
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