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その頃、ミッド某所 美術展会場…そこにティアナと現場捜査の警ら隊員がいた。ティアナは資料を見ている
「展示品の被害はこれで全部ですか?」(ティアナ)
「はい、ここの従業員に確認済みです」(警ら隊員)
「後、現場にメモのような物が見つかったとか?」(ティアナ)
「えぇ、メモと言いますか犯人が書いたと思われる書き置きが…その、血文字で」(警ら隊員)
「確認しても宜しいでしょうか?」(ティアナ)
「はい、こちらです」(警ら隊員)
と案内されたところには…壁一面真っ赤な文字で文が書かれていた
「凄いですね…」(ティアナ)
「はい言語は古代ベルカ語ですが…解読はまだでして」(警ら隊員)
と言う警ら隊員を横に
「詩編の六…かくして王とその軍勢は深き闇の淵で眠りに付いた。残された兵は王と軍勢を探し、さ迷い歩く…古代ベルカの文献からの引用でしょう。撮影しても?」(ティアナ)
「はい、どうぞ」(警ら隊員)
「クロスミラージュ、出来る限り精密に撮影お願いね?」(ティアナ)
《イエス マム》
ピピ…カシャッ!!×4
「カード型カメラですか。珍しいですね」(警ら隊員)
「カメラじゃなくて私の相棒のインテリジェントデバイスなんです。それにしても古代ベルカ絡みとなると聖王教会にも連絡を入れた方がいいと思いますが何か問題はありますか?」(ティアナ)
「いえ、その辺りの諸々は執務官殿の判断に従います」(警ら隊員)
「そうですか…(オットーかディードの手が空いてると一番良いんだけどな…一応母さんにも連絡は入れておこう)クロスミラージュお願いね」(ティアナ)
《イエス マム》
「(それにしても…何で態々こんな書き置きを残したのかしら?)」(ティアナ)
ティアナは暫くその壁に書かれた書き置きをじっと眺めていた
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