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午後4時06分・駅ー。
琥珀が乗っていた列車は小樽駅に着いた。
「久し振りぃ~っ!琥珀~っ!」
朝里は列車を降りた琥珀の手を握り、再会をした喜びを噛み締める。
「久し振りだな、琥珀」
右京は琥珀の顔を見る。
琥珀も右京の顔を見て「はい」と、ぎごちなく笑みを浮かべ、返事をした。
琥珀と右京・朝里親子は母方の親戚で、琥珀と朝里は同い年である事から仲が良い。
「これからも一緒だね」
「うん」
琥珀と朝里は久し振りに語り出し、互いに笑みを浮かべた。
しかし、右京と朝里は琥珀が転生者である事はまだ知らずにいた……ーー。
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