#1.

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午後4時06分・駅ー。 琥珀が乗っていた列車は小樽駅に着いた。 「久し振りぃ~っ!琥珀~っ!」 朝里は列車を降りた琥珀の手を握り、再会をした喜びを噛み締める。 「久し振りだな、琥珀」 右京は琥珀の顔を見る。 琥珀も右京の顔を見て「はい」と、ぎごちなく笑みを浮かべ、返事をした。 琥珀と右京・朝里親子は母方の親戚で、琥珀と朝里は同い年である事から仲が良い。 「これからも一緒だね」 「うん」 琥珀と朝里は久し振りに語り出し、互いに笑みを浮かべた。 しかし、右京と朝里は琥珀が転生者である事はまだ知らずにいた……ーー。
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