微睡みの夢、現の朝

4/7
前へ
/78ページ
次へ
「ふぅ…朝には弱いの相変わらず 陽陰もクリスも起きて朝の飯の摂っておる、主も早よう来い、折角の飯が冷めてしまう」 「俺はお前の目覚ましのおかげでスッカリ覚めちまったよ…」 男にとってはイヤミだったのだろうが彼女は"それは良かった"と言い残し部屋を出た 男は目を細めて観念したようにため息を吐くと立ち上がり軽く柔軟運動をした 体中がポキポキと小気味のよい音を立て心地良かった 服を着替えてワイシャツにズボンと制服のようなものに着替え部屋を後にした
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加