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「キョウヤ、さっきから何言ってんの?地味に恐いから。保健室行く?」
右隣の席のモブキャラ『加藤』が聞いてくる。
「いやいや、ただの読者サービス」
メタ発言をする俺を完全に白い目で見る加藤。結構傷つくんだよ、やめてくれ。
メタできる理由?もちろん決まってる。主人公の特権だよ。
いつから?ホントに昔から、漠然とわかるんだ。スゲェだろ?
少し先の展開も漠然と予想がつくというこの世界ではちょっと反則的なこともできる。
これSFだからな?決してファンタジーじゃないからな?
ココ重要だから、ヨロシク。
ま、鬱フラグとかはすぐ分かるのに、普通のフラグは立たずに、代わりとして死亡フラグが立っちまうことが多々ある、という面では不便だがな。
お、何か面白いことが起きそうだ。漠然とピーンってきたんだが。
感覚としては、そうだなぁ。…たとえば、転校生とか。
しかも、俺とそいつになんか関わりがありそうな感じがするな。
あ、そろそろ1話目が終わりそうだわ、グッバイ!!
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