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「……帰ろうか。」
「……うん。」
お互いに気持ちが同じせいか。無気力なせいか。
二人の会話は、ぷつり。ぷつりと短く終わる。
思えば今まで、仕事から帰れば、妻から出る話は二人の今日。
こんな事があったんだとか、こんな事しでかしたとか。
一時冷え切った夫婦間は、あの娘たちのおかげで修復した。
だが、これからは……
二人車に乗り、今日で親族たちも誰も居なくなった、真っ暗な自宅に戻る。
途中、街中を走れば、ファミレスで楽しそうに食事をする親子を見て、また堪らなくなる。

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