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「っあ~~~!もうヤダ!毎日毎日つまらない!」
HR前。
親友の遥翔に思いっきり愚痴る。
最早これが日課になってしまっていた。
「大体何なの?あたしの親、受験生受験生しか言わないし。3年になってまだ間もないのにさっ。ガチウザいわ~」
「ちょっとボリュームが大きいよ、魅音。怒鳴りたい気持ちはよく分かるけど、少し落ち着こう」
遥翔は苦笑しながらも共感してくれる。
そこが彼女の1つの良い所。
「ウチの親もさぁ、まだ進路全然決まってないのに、富季高行けって言うんだよ?人の進路にいちいち口出してんじゃねーよとか思ったわ」
「富季高!?そこめっちゃ頭いいじゃん!凄いね遥翔!」
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