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俺達はずっと、長い時をかけて、二人再び愛し合うためにお互いを探し続けてきたんだ。
また、“生きて”出逢うために……。
ゆらゆら、ゆらり。“彼女”が提げていた提灯のように揺らめくホタルの光。いつの間にか揺れて、そしてそこにはいなくなっていた。
ホタルの光は“命の光”だ。
かつて里に迷い込んだ俺に、“彼女”がそう、教えてくれた。
彼女が笑う。俺も笑う。
ようやく出逢えた。これからも絶対に、二度と、どんな辛い事があったとしても繋いだ手を離さない。
深く深く、唇を重ねてお互いが幻でない事を確かめる。
ああ、どこかで聞いた声が響いた――。
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