屋上女

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「(ん?)」 あたしは何かふと視線を感じた。 ……が、みんなあたしの方みてない。 「ね、理奈もそうおもうでしょ?」 あたしは呼ばれてはっとした。 「ごめん。 聞いてなかった……」 ぼんやりしていたあたしは謝った。 「だから嘘くさくない? 屋上女の話!」 女生徒があたしに意見を求める。 「あたしも何も感じないわ」 あたしは咄嗟に嘘をついた。 何かそうしなきゃいけないきがしたの。 キーンコーン…… いいタイミングに予鈴がなった。 「(何かしらこの気持ち……)」 何故かあたしは落ち着かなかった。 もやもやしているというか……。 何か胸騒ぎがする。
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