電子先生のお勉強。

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*** いつもと変わらない朝がやってきた。 「おはよう、電子!」 元気一杯に真子が現れる。 「おはよう、真子」 真子に声かけられ電子は振り返る。 「おはよう、お二人さん」 二人の背後から亜留が現れた。 「あれ? 金賀君、徒歩? 車じゃないんだね~」 徒歩で通学している亜留を真子は不思議に思った。 「ん、車やめた。 みんなと一緒に行くよ」 亜留は照れ臭そうに頭をかいた。 「それがいいわよ。 意外と楽しいわよ。 ね、電子」 真子は電子に尋ねた。 「ええ。 色んな発見もあるしね」 うんうんと電子は真子の言葉に頷く。 「小さい事からコツコツとな」 そう言って亜留は電子にウィンクをした。 「そうね」 電子は優しく笑った。 「何の話?」 二人の話に真子は興味深々である。 「頑張ってね」 電子は優しく笑いかけた。 「おう」 電子の笑顔に答えるように亜留も笑う。 「ねぇ、だから何の話よ~」 二人の話がわからず真子は気になるようす。 「何でもないわ」 すました顔で電子は答える。 「おう、早くガッコいこうぜ!」 電子に合わせるように亜留は言う。 「教えなさいよ、ケチ~!」 隠す二人を真子はまだ気にしている。そして、この光景を電子と亜留は楽しんでいる。
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