ゼロからの

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「っ、早速、先輩に入部届け出して来ます!!」 「早っ!!」 即決、即行動の私に、庵ちゃんが唖然としてしまいましたが、秋と尭は、そんな私に付き合って席を立ちます。 なので、庵ちゃんも席を立ち、隣に並んでくれました。 「しょーがない。今日子1人じゃ心配だし、あたしも己嶋先輩がどんな人か気になるから、付き合ってあげるよ」 「庵ちゃん……」 ニカッと笑った庵ちゃんの笑顔は、周りの人も笑顔にしちゃう、暖かい微笑みです。 もちろん、尭と秋の優しさも、ひだまりみたいに安心します。 「ありがとうございます。3人とも、大好きです」 暖かい私の居場所。 私の居たい場所。 だから私は、もっと強くなって、皆と一緒に居たい。 皆と、肩を並べて居て良い場所にする為に。
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