あや篇

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二人でいつから好きだったのか、初デートはどこに行くかなどの会話… 楽しい時間は早く感じるもので時刻はPM3:15。 急にあやは立ち上がり何も言わずにゆうたの部屋を出た。 ゆうたは何か言ってはまずい事を言ったのか考えたが特に思い当たらない。 そのままあやはゆうた邸を出た。 ゆうたはわけがわからないまま追い掛けた。 「あや~なんか嫌なこと言ってたらごめん」 「怒ったの?」 「謝るから許して」 さっきまでの愛くるしい表情のあやではなかった。 人を殺しそうな雰囲気。 全く喋らず無表情のあや。 ゆうたは抱きしめて止めるがあやのどこにそんな力があるのか、わからないぐらい強い力で吹き飛ばされた。 二人は河川敷にいた。
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