あや篇

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家族で晩御飯。 こたつに父、母、あやの3人で鍋を囲んでいる。 母 「おせちは飽きたから鍋にしたの」 「今年初鍋よ」 父 「母さん鍋は得意だからなぁ」 他愛のない話しで家族団欒を満喫してる中。 あやが 「今日…買い物帰りに変なこと言われたんだよね」 母 「それを気にして落ち込んでたのね」 「気付いてないと思って」 「ダテに15年も母親やってないわよ」 あやは驚いた様子だが父、母はにやけていた。 父 「見ればわかるさ」 「あやはわかりやすいからな」 「思春期の少女の悩みはわからないが、父さんに言える悩みなら聞いてあげるぞ?」 あやは帰り道での出来事を説明した。 だが父も母も気にするな、などの慰めで信じていなかった。
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