あや篇

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1月4日 AM9:45 待ち合わせ場所は駅前の噴水広場。 区内の中心地。 えみわたるカップルと恥ずかしそうに待つあや。 えみわたるカップルはその1時間前から会っていた。 あや 「二人で会ってたならゆうた君と私はお邪魔じゃない」 わたる 「お前等の為にわざわざ用意したシチュエーションなんだから」 「俺らはいいんだよ」 あや 「そうそう」 「わたるの唯一の取り柄である優しさを踏みにじらないで」 わたる 「おいおい」 などとイチャついてる。 そんななかゆうたが現れた。 わたる 「おせーぞ」 「何分待ったと思ってる」 「遅刻だぞ」 時刻AM9:55 遅刻ではないが謝るゆうた ゆうた 「悪い待たせた」 あや 「5分前だから全然セーフだよ」 わたる 「あやなんかゆうたに逢いたくて15分前にいたからな」 ゆうた 「ごめんねあやちゃん」 えみ 「そんなんで顔赤くしないで行くよ」 「映画は10時15分からなんだから」 4人は映画デート。 映画は敢えてのホラー。 えみわたるカップルが左側、あやゆうたは右端。敢えてバラバラ。 えみわたるカップルはいろんな期待で胸いっぱい。 あやゆうたは付き合う前の緊張感とホラー映画への恐怖感で複雑な心境で映画がスタートする
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