―招待状―

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――プルル…プルル…―― 浩の携帯電話が音を鳴らした。 『もしもし…… おおっ、竜一か。どした?…… えっ?ハガキ?……』 いきなり訳の分からない切り出しで、竜一からの話が始まった。 『HUNTER実行委員会?なんだそりゃ………… ああ、確かに雄二ならやりそうだな……』 いかにも雄二がやりそうなイタズラだと、浩が鼻で笑う。 『洋誠にも届いてるって?んじゃ間違いねぇじゃん! 案外、手の込んだ同窓会の通知とかなんじゃねぇの?雄二なら、幹事とか頼まれたらやるだろ』 そう告げて、浩は笑った。 『そうだ、雄二の名前が出たからちょうどいいや。 最近あいつと連絡取った?電話しても出ねぇし、メール入れても返ってこねぇんだよ……』
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