―プロローグ―

2/3
前へ
/106ページ
次へ
【木崎 竜一様】 あなた様は、この度めでたくHUNTERに選出されました。 付きましては、説明会を下記の通り開催させて頂きます。 奮ってご参加下さいますよう、宜しくお願い致します。 日付: 〇月〇日 日曜日 時間: 午後3時より 場所: 〇〇中学校 体育館 【HUNTER実行委員会】 仕事から帰った竜一が、いつものようにポストを調べる。 公共料金の払い込みの束と一緒になって、一通の奇妙なハガキが混じっていた。 「なんだこれ……」 家に入った竜一は、風呂を沸かすスイッチを入れてから、冷蔵庫にある缶ビールを取出すとソファーに腰を下ろした。 缶ビールのプルタブを開けて、350mlの半分位を一気に飲んでから、改めてハガキを読み返した。 「誰のイタズラだ?これ……」 そう言ってから、ハガキをテーブルに放った。 残りのビールを一気に飲み干すと、風呂場へと向かった。……
/106ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加