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沖田視点…
源さんから新しく着物を受け取り、土方さんの部屋に向かった
廊下を歩いていると
聞こえてくる隊士達の話し声…
どれも、芹沢さん達の悪い噂話ばかりだった
実は今回、沙耶達を休ませたのは、これが関係していた
屯所内では、不満が溜まった隊士達がたくさんいる。
その捌け口になるのは、一番弱そうな沙耶。
…実際は、見た目を裏切る強さな訳だけど…
しかも、あの可愛らしい外見が
更に状況を悪くする
土方さんには、これから起こるで
あろう事態に万全な状態で
いてもらう為に、
休んでもらっている
(…近々…何か起こる…)
考え事をしていると、
土方さんの部屋の前に着いていた
軽く息を吸い、いつものように
勢いよく開け、
沙耶に縫い物を頼もうとした…
ら…
土方さんが、顔を赤くして
沙耶の両肩を、掴んでいた…
(こいつは…本当にところ構わず…
僕だって、我慢してるのに…)
今まで溜まっていた、僕の中の
何かが爆発した…
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