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チュンチュン………と、雀の鳴き声がさえずる中、颯爽と通学路をマウンテンバイクで進みながら、めんどい学校生活へと向かっている、一人の男子高校生。
鶏冠のように逆立っている寝癖を直そうともせず、学生カバンを背負ったまま、ペダルを漕いでいるのは――――
「それどう考えても俺っすねわかりますwwwwww」
今日もセリフに雑草を生やしながら、元気－１００倍で登校する俺様どぅえすwwwwww。何処かのアソパソ系ヒーローとは大違いだすwwwwww。
１７歳となった今でも、学校というのは好ましくない。通っているのは当然、近場の公立高校。偏差値？ 何それ食えんの？
おっと、少し自己紹介が遅れたな。
俺の名前は外神 結哉(トガミ・ユウヤ)。
道端に転がっている石ころのように、その辺にいる儚く善良な一般市民であるwwwwww。
ちなみに俺の名前は、『外神』とかいて(トガミ)と読む。(ソトガミ)でも(ゲシン)でもないからな？ 昔よく間違えられたからそこんとこ４６４９(ヨロシク)wwwwww!!
「ドッナドッナドッナルドは至っ高の教祖～。イッケメンは全て彼～の獲物～。リア充に破滅をもたらすＭの悪魔～♪」
歌とも言えない歌を呟きながら、マウンテンバイクを漕ぐ、髪がＭｏｄｅ鶏冠の俺。
端から見ればコメントしずらく、あまり関わりたくないような光景ですね嫌でもわかりますwwww。
ほら、今隣を通った女子中学生の顔は見事に引き攣っていたではありませんかwwwwww。
でも俺の心は痛くないさー。なんくるないさー。
だってもう耐性ついてるしwwww。時間が経つことによる慣れは、厨二病患者の運命(さだめ)なのさwwwwww。
ってまあ、こうやっている内にも、時間は進むし、結構前に予鈴が鳴った学校にも到着するわけだ。
そして、「遅れましたwwwwフヒヒwwwwサーセンwwww」という言葉と共に、教室に入場して授業を受けるというワケなのだwwww。
俺って真面目だろ？
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