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「けど、随分と自分の死に対して冷静だね。僕が見てきた中で、ほぼ全員の人間は、少なからず動揺していたから」
こういう主人公(自己申告)死んじゃった系の小説は、暇な時によくネットサーフィンで漁ったからな。
こちとら耐性抗性ができてんだよwwww
まぁ、一応驚いてくらいはいるが。
そこでようやく波平さんの隣に突っ立っている謎の男Aが喋り始めた。
「あー、外神っち。凹んじゃってるコイツに代わって俺様ちゃんが説明しとくよ。コイツ見た目はあれだけど生真面目ちゃんだし」
「き、君のせいだろう! 君が固定化なんてするからこんな髪型になったんじゃないか!」
「はいはい、そこのチミ。今は俺のターンなんだから、少し黙りたまえ」
「………納得できないけど、君が説明したほうがよさそうなのは事実だし、結哉君の前だからね」
目に見える部分(主に頭)が恐らく鋏による切り傷だらけの波平さんが、なんだか哀れに思えてきた。
「んじゃ、簡単に説明するけど………まぁ、今外神君がいる状況は、転生しちゃうよ系小説と同じ状況にいると思っとくれ。わかりやすい説明だろ?」
「え、デジマ?」
「イエース。オフコース」
うん。実にわかりやすい説明ですねありがとうございますwwwwww
ってあれ? じゃあ
「もしかして、あんたが神様って奴か?」
「あ、それは半分正解ってトコロだな。外神っちにもわかりやすいように言うと、地球を創ったり管轄したりしているお偉いさんは、こいつの方だ」
そう言って波平さんを示すが、そのお偉いさんに鋏を乱投していたあなたは何者だよ。
まぁその辺は後々突っ込むことにして
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