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次。 「俺が死んだ理由って、どういう手違いだ?」 転生系小説では付き物な、神様の手違いによる死。それがないと、転生方程式が成り立たない。 死因があの鋏というのは、とっくに理解できてるが、どうせなら、何故に空から降ってきたかが気になる。 「あぁ、そりね、そり。そりはな――――」 カクカクシカジカアボーンアボーン ふむふむ。つまり俺の理解が及ぶ範囲で纏めると、こういうことか。 ①今日未明。波平さんのチャームポイントを切り落とすという遊びをしようとしたアンノ(俺が勝手に命名した鋏男Aの名前。アンノウンより)が、波平さんの部屋(ここ。俺的には部屋というより屋外の草原だが)を強襲。 ②やはり波平氏は抵抗。恐怖の襲撃者からの逃走を開始。 ③そこから暫く、アンノは大量の鋏で乱舞。鋏を触らせてもらったけど、指が切り落ちて半狂乱したのは内緒。 ④すると、しまいにはアンノが鋏を波平氏に投擲。 ⑤波平氏は攻撃を避けようと、鋏を強制転移(所詮ワープというやつ)で飛ばし ⑥その飛ばしてしまった鋏が最終的に、俺に向かって降ってきた、と。 「つまり俺は、あんたらの遊びのとばっちりを受けてお陀仏になったという訳か」 どうせ手違いなら、轢かれそうになった子ども(可愛いの推奨)を庇って死亡とか、そういう方がよかったわwwwwww というより、アンノさんよ。原因の半分はお前さんじゃねえかよ。 「うーん、上司の仕事は責任を負うことってよく言うし、とりあえず責任は相変わらず凹んでるアイツに押しつけるとして」 部下に鋏で苛められる上司というのは聞いたことないんだが。 つーか絶対部下上司の関係じゃないだろ。初見の俺でもわかるわ。
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