序章

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「りょうちゃんの手は魔法の手だね!スゴいよ!ありがとう」 綾は次々とクラスの女の子の髪を結い上げていく。 「私もー!」 「私も私もー!」 綾の周りには沢山の女の子達が集まってくる。 「まって、まって。順番にやってあげるから!」 もめそうな気配に綾は慌てて並ぶように言い聞かせる。 「りょうちゃん将来はスーパー美容師さんだね!」 ある女の子の言葉に綾は 「うん!おっきくなったら私沢山の女の子をキレイにしてあげるの!」 満面の笑みでそう答えた。
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