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(´・ω・`)「どうしたんだい? 立ち止まって。まだ先だよ」
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( ゚∀゚)「いや、来るときここ通って来たんで覚えとこーかと」
(´・ω・`)「……そうか、この駅から……」
ショボンさんは、腕を組んで何か考え事を始めたようだ。邪魔するのも悪いと思ったが、どうせ立ち止まるのなら日陰に立ち止まりたい。日光にじわじわと汗が滲み出る。
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( ゚∀゚)「あn(´・ω・`)「わかった。行こうか」
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(;゚∀゚)「あ、はい……」
再びしばらく歩き、道路に面した古く細いビルの前にたどり着いた。相談事務所「バーボン」はビルの一階を借りており、5階建ての2階に事務所を構えているらしい。
ビルは薄暗く、細く急な階段を上り、金属製の扉の前に立つ。扉の横に貼られた紙には、「貴女のお悩み解決します。相談事務所バーボン」と、書かれている。
(´・ω・`)つ「さぁ、どうぞ」
扉を開け先に入ったショボンさんの後に続く。その瞬間、強い匂いが鼻を刺激した。嫌な匂いではないが、甘い、ただひたすらに甘い匂いなのだ。
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