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──こうして、俺は今、休日の昼下がりに空虚な時間を過ごしているのだ。
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( ゚∀゚)「どうすっかなぁ……」
目線の先には一組の若いカップルがイチャイチャとランチのサンドイッチを食べさせあったり、親が自分の子供が走り回るのを優しい目で見守っていたり、老人夫婦が仲良くウォーキングしていたり、暑いなか黒いスーツに身を包んだ男が俺をじっと見ていたり、犬が飼い主の投げたフリスビーを追いかけてはくわえて戻っていったりしていた。
……待て。何かおかしかった。
……なんだ?
俺はもう一度、今度はじっくりと目線を動かす。
ランチマットを引いて座るカップル……見守る親とはしゃぐ子供……ウォーキングする老夫婦……俺をジーッと凝視する黒の男……走り回る犬とフリスビーを投げる飼い主……
俺をジーッと凝視する黒の男……?
(´・ω・`)「そこの青年、イイからだしてるね」
話しかけられた。
いや、俺のことじゃないのかも! きっと、俺の後ろの方にいるであろう人に声をかけたんd(´・ω・`)「いや、キミだって」
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