現実

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「ただいま~」 僕はお家に帰るなりソファの上に寝転んだ 「ラァ~イル!! お疲れさま、早く一緒に遊ぼーよ!」 サラが待ってましたの勢いで頬を小さく突っつく 「ごめんね、少しだけ待ってくれる? 今日は色々なことがあってちょっと疲れたんだ」 「どんなこと?」 サラはちょこんとソファに座ったので僕は今日の出来事を話した 「キャハハ! 確かに容赦ない先生だね! でもねライル、人によっては血筋としてバディの色しか見ない人もいるし、実力主義でメタルバディしか見ない人もいるんだよ! 例えばブルーバディを付けてても実力がグリーンバディより優れてる場合なんてあるし、そのへんは国や人たちによって意見がハッキリ別れてるから仕方ないんじゃないかな? …あたしは実力主義っていうのもあまり好きじゃない だってメタルバティを持ってない大勢の人は板挟みで辛いと思うもん」 」 …たしかに サラの言葉には説得力がある 「ちなみに昔は実力があっても血統しか見ていなかったらメタル色すら存在していなかったんだよ! それでもやっぱり反対派が出てきて、実力も認められるべきって戦争になったくらい」 「だからこの世界は戦争が多いのか…」 僕はこの街から出たことがない さらに街の外れに住んでいるから、お母さんとサラに色々教えてもらうことが多かった 「最近はそれだけが理由じゃないけどね…」 サラはとても悲しそうに言うので僕は何も聞かないでいた
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