現実

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「ライルってば! そろそろ遊びに行こうよっ!」 サラが服を引っ張ってくる 「そうだね、行こうか!!」 僕はサラの表情が戻ったので安心した すかさずサラは僕の服の後ろについているフードポケットに入り込んできた 「自分で飛べるくせに…」 毎度のことながら、サラは羽がついてるにも関わらずフードポケットに落ち着いて出てこようとしない 「ここはあたしの場所なんだ! 飛べるからっていつも飛んでいなくてもいいじゃない!」 サラはよく分からないことを言う 人が歩くことと馬車に乗ること同じような感覚なのかな…? そうして歩いてるといつの間にか僕たちの遊び場に到着した 「やっぱりここは和むなぁ~!」 サラはテンションが上がってきている様子 「ここは僕にとってもサラと出会った場所だから特別だよ それにこんなキレイなところ他にはないよ」
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