学校

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今朝、北の国でまた戦争が始まったと聞いた いつ巻き込まれるか分からない 僕は国のためじゃなくお母さんを守れるように強くなりたい 僕は授業を前に自分の意志を再確認して席についた 「リラックスして!」 サラの姿は見えないけど声が聞こえた ふぅ… 僕は言われた通りに深呼吸してみた 「それでは今日の流れについて説明を始めます まずはこのブレスレットを取りに来てください 既に持っている人は結構です」 先生の前に列を作り、1人ずつそのブレスレットを受け取りに行く グリーンバディの彼らは席に着いたままだった 「このブレスレットはドットと言い、マナを溜める役割と同時に精霊を宿しておくことができます とりあえず場所を移動するのでこの扉に続いて入ってきてください」 「…うわぁ」 頭で考えるより先に言葉がでる 円周になっている大きなホールの壁にはそれぞれ扉がバランスよく散りばめられている クラスのみんなからも驚きの声が上がった 「すげーな、おいっ!!」 トイの声が響いたように聞こえる クラスメートはドットが配られた嬉しさとでテンションがピークに達していた 教室には入り口とは別に黒板の横にもう一つ扉があった その赤い扉はとてつもなく広い空間につながっていたのだ 「静かにしろっ!!」
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