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「俺ら精霊持ってるんだけどっ!」
グリーンバディのダグラスはそんな話しはどうでもいいように先生に言った
クラスメートの一部はトイを含めてダグラスを睨みつけている、多くは興味の眼差しを向けていた
クススッ
嫌な所もあるけどダグラスのお構いなしに物をストレートに言うところは嫌いではなかった
雰囲気もダグラスによって少し明るくなったみたいだ
「そうか、後の個人面談の時に見せてもらおう
他に質問がないなら一旦教室戻るぞ
休憩を挟んだら面談を始めるからな」
教室に戻ってくるとダグラスの周りに人だかりができている
「精霊と契約できた時はどんな気持ちだった?」
「何の属性の精霊がいるの?」
「さすがグリーンバディだね!」
質問や褒め称える声が聞こえてきた
「あの先生は言ってなかったけど、コミュニケーションがなくても精霊とは契約できるんだぜ?!」
「そんな方法は聞いたことないよ!!」
メガネをかけたイエローバディの生徒が嘘だと言わんばかり声を張り上げる
「普通は精霊が名前を明かし、それを呼んだ時に契約が成立する
コミュニケーションも深めずに精霊が名前を教えるなんてあるのか?!
彼はさらに大きい声で言った
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