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「早く起きなさ~い」
お母さんの言葉に僕は眠りから覚めた
今日も良い天気
窓の外を見てみると早起きの子供たちがすでに朝独特の音を立てて活動していた
「よし、今日も1日頑張らなくちゃ!」
まだ起きてない頭で今日の予定を考えて、思わず顔をニヤニヤさせてしまった
「おはよう!」
「おはよう、ライル
早くしないと朝ご飯食べ損なっちゃうわよ」
お母さんは笑顔で僕のおでこにキスをしてくれた
これは朝の日課のようなもの
「お母さん!僕はもう子供じゃないんだから、キスはもうやめてよ!」
「あら~、あなたはいつまでも私の子供よ」
「そういう意味じゃなくて!」
お母さんは僕を抱きしめた
「いよいよ今日からだね…
ライル、あなた本当にパパに似てきたわね
この栗色の髪の毛も黒い目も…」
お母さんは優しく微笑んで僕の頭を撫でる
僕は暖かいお母さんの匂いに目を呟った
「さぁて、ご飯の支度を始めようかな!」
お母さんは再びキッチンへと向かっていった
「僕も急がなくちゃ!」
僕は慌てて庭に向かう
毎朝新鮮な野菜を取りに行くのも僕の日課なんだ
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