始まり

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「ライルおはようー!」 「おはよう、今日も天気がいいね」 この子はサラ 手のひらにのる大きさしかないが、金色に輝く長い髪が存在感をアピールしている 物心ついた時には僕の一番の友達になっていた 「ライルやったね! いよいよ今日だね、おめでとう! 心境はどう!?」 自分のことように嬉しそうな顔を見せて飛びまわるサラ 「ありがとう、凄くワクワクしてるよ だけど僕はブルーバディだから友達作れるか心配もあるかな…」 「そんなこと気にしてるの? ライルはあたしと友達なんだよ? 友達ができるに決まってるじゃない!」 自信たっぷりに言い放つサラに思わず笑ってしまった 今日から学校が始まる 12才になると学校に行くことが義務付けられ、そこで国の戦力になるように勉強を始める 「行ってきまーす!」 僕はご飯を食べ学校に向かった あまりの緊張で自分の心臓の音が身体に響きわたる 「どうしよう… お腹が痛くなってきた…」 痛みに耐えながらなんとか教室までたどり着いた 僕が一番のりで来たみたいだ
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