現実

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「気にすんなって! 俺の名前はトイ、あいつら自分がグリーンバディだからって調子のって生きてるんだよ 俺らブルーバディ同士仲良くしようぜ!」 突然の声にビックリして振り向いた 「ぼ、僕の名前はライル・カジェット」 緊張して声が上手くでない 「あいつらグリーンバディでも自分たちは何もしてないだろって思うだろ?! 朝から腹立つよな~」 話しの雰囲気からブルーバディ以外の人を嫌悪しているように思える 「ライルって呼んでいいか?」 「うん! 話しかけてくれてありがとう、話せる人いないのもあって不安だったんだ…」 「そうなのか、俺で良かったらいつでも話しかけていいからな!」 同じ歳の子と話すのはドキドキする こんな短い会話ですら僕は嬉しくてたまらない これからどんな生活が待っているんだろう… バディの差別はあっても同じ歳なんだ! 僕はこの先を想像して楽しい気持ちになっていった
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