1章

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「・・・・・・能力を使いましたね」 「だってくらったらひとたまりもないもの。あなたの『窒素装甲』」 「・・・『心理定規』」 「はいはいどーも」 適当な調子で答える心理定規 彼女もあの暗部抗争を生き残った一人であり、同時に暗部組織再結成後、勝手な行動をした絹旗の監視役になった だからついてきた いや、ついてこされた 「ていうか仕事って、また超醜い大人の相手ですか?」 「だからそっちの方向はないって。そういう相手もいるのよ。つながりを求めるだけの」 「よくわからない世界です」 「あなたにはまだ早いわよ」 そうですか、と絹旗は気にする様子もなく前を向く
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