序章

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「・・・・・・・・・あ?」 何かがおかしかった 警報ベルが鳴っていない 悲鳴や怒号が聞こえない そのようなことをする奴がいない いや、そもそも自分がそこにいない あったはずの店がない 今自分が見えているもの 数人の男と赤髪の男 「さーてと、馬鹿な情報屋君に質問でーす」 赤髪の男は先ほどとは全く違う印象で 「すぐにあの世へ逝くか、それとももう少しだけあらがってみるか」 その表情は笑いながらも背後に恐ろしい何かがいるように 「とっとと選んでくーださいってね」 簡易かつ単純に 「さっさとテメエの知ってることを吐け。全部だ」 死刑宣告をした
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