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「お前のせいだっつーのこのバカ」
「バカ!?本当のバカはどっちよバカ兄!」
「英雄派の偵察中にショットガン撃ちまくるやつがバカじゃなくて何になる」
「だってしょうがないじゃん、あのガリ男って前にうちの基地に潜り込んでたやつだよ!?」
「その無駄な記憶力はなんなんだ。しかも弾当たってなかったし」
「うるさい!弾が届かなかっただけなの!」
「飛距離くらい考えろよ・・・」
ボソッとそう言った瞬間、俺の一歩先のアスファルトが、チュイン!っと音を立てて火花を散らした。」
「おわぁ!」
びっくりして思わず飛び跳ねる。
おそらく近くの小屋から狙撃されたのだろう。
ということは・・・
「私たち狙われてるね~」
「もう嫌だぁぁぁぁぁ!!」
都会だったら確実に近所迷惑な声が、山にこだまして帰ってきた。
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