日常から超常へ

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塾の帰り道はみんなどうするのだろうか まっすぐ帰る人が大半だと思うが俺、宮本男次郎は本屋に 寄って漫画やライトノベルを少しだけ立ち読みし 気に入れば買う それがおれの唯一の楽しみだった だが塾から本屋に行く道は薄暗く人通りも少ない 下手すれば犯罪が起きそうな場所だ だが近道なのでいつもそこを通る 今日も本屋へ自転車を走らせていた 今日はお気に入りの本の新刊の発売日だから いつもより急いでいる とその道に一人の男の人が立っていた だが気にせずとうりすぎようとした時 「すいません」 と呼びとめられた 「ここらへんに宮本さんの家はありますか」 「僕は宮本ですけど」 「あなたが宮本さん?」 はいとこたえると 「もうひとついいですか」 「はい」 「死んで」 は?と聞き返そうとした時 男の手にはナイフが握られていた そして切りかかってきた 俺は護身用の警棒で切り結び対処する 三回くらい切り結んだとこで 敵が後退した 危なかった あの腕かなり慣れている 下手したら三途の川をスキップして渡ってた 家に伝わる剣術をいやいやでも習っといてよかった 「やるね」 「何者だ。何の目的だ 殺し屋か?」 「まあ言うとそうなるね」 「なぜ俺を襲った」 「教えてやるよ 死後にな」 と突っ込んできた 向こうは本気になったらしくさっきより 攻撃性が強い技ばかり使っているな とまた相手が距離を取る が今度はすぐに突っ込んできた 「同じことだ」 と俺も突っ込んだ 防御ばかりしていても消耗戦になるだけだ だからそろそろ決めないと 相手が振りかざした腕を振り下ろす それを警棒で受け止めた が 「うわ~~~~~~~~~く・・・・・」 ナイフから電気が発生し警棒を伝って感電した 辛うじて意識もあるし歩けるが右手はやられた 警棒も放してしまった だが相手のナイフも電圧に耐えれなかったのか 変形し切れないだろう だから足元に捨ててある 「チェック・メイト 死ね」 と人差し指で俺を指した すると指から電気が発生し 俺に直撃した もう声も出ない 俺は倒れる もうダメだろう ああ死ぬのか もう友達や父さんやあいつとも会えないのか・・・ 「教えてやるよ お前がちょっと危険だったからからだ じゃあな」 最後に男が去っていく そして男が角を曲がった時 後ろから 女の人がきて俺を担いだ 仲間か? だとしたら証拠も残らないのか・・・ そう考えた時意識を失った
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