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それからというもの、俺は、バスケを一度もやっていない。
ボールには何度か触っているのだがシュートをしようとすると足がいうことを聞かず飛べずに終わってしまう。
「なぁ。」
京谷が真剣な顔で聞いてくる。
「また、バスケやりたくないか?」
予想外の言葉に俺は驚きながら答える。
「今はわからねぇ。」
「そっか。」
話が終わるとアナウンスが入る。
「まもなく、氷形高校と東雲第一高校との試合を開始いたします。選手はコート中央に集合してください。」
アナウンスが終わると両高の選手がコートの中心に整列をしてあいさつをした。
その中に佳奈もいた。
「お、佳奈ちゃんいた。
佳奈ちゃん~!」
京谷が呼ぶと佳奈もこちらに気付きこちらにてを振った。
俺も笑いながら手を振り返す。
その後、両チームともに自陣で円陣を行なった後ジャンプボールをして試合が始まった。
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