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先攻は東雲高校だ。
華麗にパスを繋いで行き佳奈へとパスが回ってくる。
「行け、佳奈ちゃん!」
京谷の掛け声が届いたのか、佳奈はそこからドリブルを開始した。
一瞬、佳奈にオーラのようなものが見えたような気がした。
佳奈は目の前の敵選手二人を華麗にかわしてゴールの手前で踏切、まさかのダンクシュートを決めた。
会場内がわっと湧いた。
佳奈は約160cmの身長ながらダンクシュートを決められる程の天夢の跳躍力を持っている、これが佳奈がバスケ部でエースを務めている理由の一つだ。
佳奈は素早く自陣に戻り仲間とハイタッチをかわしている。
「やっぱり、佳奈ちゃんはすごいな~、ありゃとめられないわ。」
「それが、元全中トップ高の副部長で佳奈を止めたやつのいう言葉かよ。」
「それは中学の時の話だろ、今ではレベルが違いすぎるよ。 それに最初に止めたのはお前だろ。」
「あの時は運がよかったんだよ。」
「どうだか。」
そういえば、京谷について詳しく話してなかったので説明しておこう。
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